SAB-on「あゝ青春の血は燃ゆる」
高校2年生の栄太は友達の馬場や小次郎たちと特段派手でも地味でもなく、本格的な受験生でも新入生でもないのんびりとした高校生活を過ごしていた。
そんな漠然とした日々の中、文化祭での出し物を実行委員である宮田が演劇をやると決めてくる。
栄太たちは演劇に全く乗り気ではなく、さらに、担任の権藤から非常にシリアスな題材の作品であることを聞くと「そんな難しいテーマの作品なんか出来るわけがないと」更に大反対をする。
そして、権藤は宮田を呼び出し、栄太たちが言っていることも一理あると思うと伝えるが、 宮田は「今、この時代に文化祭という場でこの作品を上演をしたいんだ」と熱い想いを訴えかけるのであった。
いつもの毎日からちょっぴり抜け出した「いつも」を描く、素人高校生たちの青春群像演劇の幕が上がる。